登山情報

燧ヶ岳

◆燧ヶ岳の概要

福島・群馬・新潟県境にある尾瀬ヶ原の北東の福島県南西隅に位置する火山でる、至仏山とともに尾瀬を代表する山で東北以北最高峰(標高2,356 m)であり日本百名山です。
現在使われている登山コースとしては、「見晴新道(見晴~柴安嵓~俎嵓)」、「ナデッ窪(沼尻~燧ケ岳)」、「長英新道(尾瀬沼北岸~俎嵓)」、「御池コース(御池~燧ケ岳)」の4コースです。(温泉小屋からの温泉小屋道は2007年のシーズンを最後に廃道となっています)
山頂は、最高峰(西峰)である柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)そして爼嵓(まないたぐら)(2346m)、ミノブチ岳(2220m)、赤ナグレ岳(2249m)、御池(みいけ)岳(2280m)の五つのピークがあります。登山道が通じているのは柴安嵓、俎嵓、ミノブチ岳の3つとなります。俎嵓には二等三角点「燧岳」があります。

◆登山コース

【見晴新道(見晴~柴安嵓~俎嵓)コース】

登山口の標高が他コースと比べて低いため、上りに使用する場合には長丁場となります。急で滑りやすい箇所があります。特に下りは大変滑りやすいため、歩行には十分注意して下さい。

  • コースタイム:(上り)約5時間40分
  • 標高差:876m(見晴〜柴安嵓)

見晴~柴安嵓~俎嵓

【ナデッ窪(沼尻~燧ケ岳)コース】

尾瀬沼畔の沼尻から燧ヶ岳へ直登するコースです。終始、急登のコースを歩くことになりますが、最も短時間で山頂に到着できます。尾瀬沼を見下ろすことができるので、足に自信のある方には人気があります。

※ナデッ窪は、管理された登山道ではありませんので、ご利用される際には、怪我等のないよう十分にお気を付け下さい。

  • コースタイム:(上り)約2時間40分
  • 標高差:686m(沼尻〜俎嵓)

沼尻〜俎嵓

【長英新道(尾瀬沼VC~俎嵓)コース】

ミノブチ岳でナデッ窪コースと合流、俎嵓に至るルートになります。他のコースと比べて標高差が若干少なく、燧ヶ岳登山者が最も多い区間です。ナデッ窪コースに次いで二番目に短いコースです。

  • コースタイム:(上り)約3時間
  • 標高差:641m(尾瀬沼VC〜俎嵓)

尾瀬沼VC〜長英新道〜俎嵓

【御池コース(御池~俎嵓)コース】

他のコースに比べるとやや距離があり傾斜もあるので健脚者向けのコースです。広沢田代、熊沢田代などの美しい湿原を通過するため人気があります。

  • コースタイム:(上り)約3時間30分
  • 標高差:846m(御池〜俎嵓)

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