◆谷川岳の概要
群馬、新潟県鏡に位置し、日本百名山のひとつで「耳二ツ」といわれ、沼田方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えます。関越自動車道を走っているこの双耳峰が目に入ってきます。手前がトマの耳(1963m)、奥の高い方はオキの耳(1977m)とよばれています。関東から夜行列車で来て日帰りできた谷川岳は、有名な登山家の大島亮吉が「近くて良い山なり」と記しています。戦後の登山ブームには多くの登山家者、クライマーが訪れました。
◆登山コース
【天神尾根コース】
- コースタイム:4時間30分
- 標高差:660m(天神平〜オキの耳)
(上り)天神平〜肩ノ小屋〜オキの耳
(下り)オキの耳〜肩ノ小屋〜天神平
※往復ロープウェイ使用
谷川岳登山の一般的なコースです。天神平からリフト横から上り始める登山コースとなりますが、天神平からリフトで天神峠まで上り、尾根伝いに下っていくコースもあります。両コースは途中で合流するのでどちらを洗濯してもかまいません。時間的に余裕があればリフトで天神峠まで登り、展望台からの景色を楽しんでから登山開始するのもいいかもしれません。
ロープウェイの最終時間に遅れると田尻尾根を歩いて降りることになりますので、時間にはゆとりを持って計画を立ててください。事前にロープウェイの最終時間を必ずご確認ください。
【西黒尾根コース】
日本三大急登の西黒尾根を登るコースです。木の根っこが露出した見通しのきかない樹林帯は雨の後とうは大変滑りやすいので要注意。樹林帯を抜けると一気に視界がひらけ尾根は岩稜帯に変わります。鎖場もあるが鎖に頼らずとも三点支持でのぼれる岩場です。左手には天神平、そしてロープウェイの土合口が見え高度感を感じることができます。ガレ沢のコルで厳剛新道からの登山道と合流します。ガレ沢のコルからは右手にマチガ沢の景観を見ながら尾根歩きを続けます。ザンゲ岩を過ぎるとササの道に変わり山頂まであと少し。
帰りは天神尾根を下り天神平に出てロープウェイでの下山になります。
谷川岳登山コースの中でも難易度が高く体力が必要な西黒尾根です。