登山情報

尾瀬ヶ原

◆尾瀬ヶ原の概要

「はるかな尾瀬、遠い空」と唱歌にも歌われ、親しまれてきた尾瀬。
平成19年(2007年)8月30日、日光国立公園から分離独立して新たな一つの国立公園、「尾瀬国立公園」として指定されました。尾瀬国立公園は、福島県、新潟県、群馬県、栃木県の4県にまたがり、2000m級の山々に囲まれた一大景勝地です。尾瀬ヶ原は本州最大の高層湿原で、尾瀬ヶ原で標高1,400メートル、尾瀬沼で1,660m。広大な国立公園内は中央に燧ケ岳がそびえ、その南側に尾瀬沼、大江湿原が、西側 には東西6キロ南北2キロの広大な尾瀬ヶ原が広がり至仏山へと続きます。花の時期、紅葉の時期、いつ訪れてもハイカーを満足させてくれます。

◆トレッキングコース

【尾瀬ヶ原散策コース】鳩待峠〜牛首分岐

  • コースタイム:4時間
  • 標高差:181m(鳩待峠〜山ノ鼻)

鳩待峠〜山ノ鼻〜牛首分岐(往復10.2km)
研究見本園一周(2km,30分)

鳩待峠を出発し、標高差192Mを下り、川上川を渡れば山の鼻に到着。周囲を2000M級の山々に囲まれ、東西6キロメートル、南北2キロメートルの広大な湿原は多くの動植物が生育しています。季節ごとに移り替わる花や風景は、ガイドの説明のもとに歩けば、よりいっそうに楽しく歩け、普段気が付かない花たちの説明もしてくれます。
時間があれば、山ノ鼻研究見本園を巡ったり、山ノ鼻ビジターセンターにも立ち寄ります。

【尾瀬ヶ原散策コース】牛首分岐〜竜宮小屋

  • コースタイム:往復80分

牛首分岐〜下ノ大堀川〜竜宮小屋
(往復6.4km)

牛首分岐では木道が2つに分かれますが、竜宮方面はそのまま真っすぐ進みます。このあたりの湿原は左右に大きく広がり、花の種類の多い場所です。ミズバショウシーズンなら絵葉書やポスターで有名な下ノ大堀川沿いのミズバショウ群生地を回遊する木道に入って見ましょう。竜宮小屋が見えてくる頃には、「竜宮現象」で有名な尾瀬の名所「竜宮」から、竜宮十字路へ。竜宮十字路には休憩用のベンチがあり、右手に行くとアヤメ平へ、左手はヨッピ吊橋に。ここから少し先の竜宮小屋脇には公衆トイレがあります。

【尾瀬ヶ原散策コース】牛首分岐〜東電小屋

  • コースタイム:往復140分

牛首分岐〜ヨッピ吊橋〜東電小屋
(往復6.4km)

牛首分岐から木道を左側に進んでいくと拠水林を抜け、ヨッピ川にかかる吊橋(ヨッピ橋)が見えてきます。この吊橋の手前で木道は二手にわかれ、右手に進むと竜宮十字路方面に、真っ直ぐ行くと東電小屋方面へと続きます。まっすぐ東電小屋方面に進み景鶴山の山裾を抜け、ヨシッポリ田代を抜けると東電小屋が見えてきます。


《参考になるサイト》

尾瀬保護財団>>  マイカー規制情報等。入山に際しては一度はご覧ください

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